「誰も知らない」の在日韓国人女優・韓英恵の悩み「んで、全部、海さ流した。」

「誰も知らない」で有名になった女優・韓英恵。重たい役の多い彼女だが、自身も在日韓国人であることでイジメを受けたりしていた。国籍、文化で悩む彼女は韓国国籍を選ぶ。

韓英恵

韓英恵

韓国人の父親と日本人の母親をもつ女優の韓英恵。
朝鮮人であることを活かした役どころが多い彼女。
それゆえ抱える悩みもあるのだとか。

『ピストルオペラ』で若くしてデビュー

江角マキコ主演の映画『ピストルオペラ』でデビュー

当時10歳の韓英恵。3年後、彼女の代表作が生まれます。

映画「誰も知らない」

『そして父になる』は第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した是枝監督の代表作。

母親の育児放棄により取り残された子供たちを映し続けた映画。

不登校・援助交際の水口紗希役を演じる韓英恵

育児放棄された福島兄弟と出会った不登校の中学生を演じた韓英恵。
彼らを助けるために援助交際でお金を稼ぐも柳楽優弥演じる長男・明に気持ち悪がられる。

重苦しい悲惨の演技が好評価の韓英恵

重たい役の多い韓英恵

映画「アジアの純真」

「ヘルタースケルター」で有名な写真家・蜷川実花の初めての監督作品と同時公開された「アジアの純真」
北朝鮮の拉致事件で反朝鮮感情が広まった2002年を舞台に、不当に姉を殺害された在日朝鮮人少女と、事件現場で見て見ぬふりをしてしまった気弱な日本人高校生の怒りと悲しみを描く。

この映画のお話をもらって、題材にすごく自分と重なるものがあるなと思ったんです。私のお父さんが韓国人で、私はハーフなんですけど、今まだ自分の国籍が分からないんですよね。

出典:韓英恵インタビュー:映画「アジアの純真」について【1/3】</head>

在日朝鮮人としての苦しみを抱える女優・韓 英恵

現実に苦しむような映画が多い韓英恵の理由。

「日本にいても韓国にいても溶け込めない気がする」

『ザ・ノンフィクション』(テーマ:ハナエゆれる ある家族のゆくえ)で語られる在日朝鮮人・韓英恵

母は「こっちで育っている以上は(韓国籍を)消滅させるしかないですね」と言い、父は「捨てることではないと思う、多分」と躊躇を隠さない。

出典:帰化しても消えない在日コリアン差別…韓国籍を選んだ女優・韓英恵 -...

小学生時代の日韓情勢のせいでイジメられていた過去

小学生のとき、(映画でも描かれる、拉致問題で反朝鮮感情が高まった)2002年とかに、差別じゃないですけどいじめられたりして。私は自分のそういう部分を受け入れたくなくて、シカト状態でした。

出典:韓英恵インタビュー:映画「アジアの純真」について【1/3】</head>

二重国籍を許さない日本の制度にも苦しめられる韓英恵

英恵は自分が住む町の役所へ言って「なぜ日本では二重国籍はダメなのか」と問う。しかし当然ながら「法律で二重国籍は認められませんよ」と返答される。

出典:帰化しても消えない在日コリアン差別…韓国籍を選んだ女優・韓英恵 -...

自分らしくを選んだ韓英恵

韓英恵(Hanae Kan.한영혜)@hanaekan1107

23才ラストの私。明日から24才の私。 どんな自分になれるかな。 いい女になるように。 でも、色気がつくまで、道のりは長い(-_-) http://t.co/rtFprbDnhO

韓英恵(Hanae Kan.한영혜)@hanaekan1107

今日母とハルモニが喧嘩した。きっかけは、文化と言葉の壁。その間で翻訳する父。ただ言われた暴言たちをそのまま相手に伝えるのではなく、優しく噛み砕いて、相手に伝えようとする父。常に思う。その協調性。優しさ。すごいな、と。それぞれの言い分、もちろんあるよ。喧嘩だから。

2015年、いまだに彼女の周りには文化の壁は残っている。

韓英恵「見て見ぬフリはもうヤメた」

「日本人でもないし韓国人でもない」という自分のアイデンティティを抱え、彼女は結局韓国国籍を選んだ。

映画「んで、全部、海さ流した。」

石巻、嘘つきでのけ者となった女性と妹を交通事故で失った少年との出会い、「長浜の海で形見を燃やせば命が甦る」と嘘をつき海へと向かう物語。

「自分はひとりじゃない」そう感じられる瞬間があったなら、生きることは少し楽になる。

出典:んで、全部、海さ流した。

韓英恵、抱えるものが彼女を強くする。

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