【ベルリン・フィル】バイオリニスト・樫本大進さんの生い立ち【赤穂への想い】

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めるバイオリニスト・樫本大進さん。幼い頃からドイツで育ってきた生活と、それでも日本へ抱く想いとをまとめてみました。

天才バイオリニスト

樫本大進

1979年生まれのバイオリニスト。日本人にして、かのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターという人物。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1882年に創立され、ウィーン・フィルと並びクラシック界では知らない人のいない名門オーケストラ。ブラームスやマーラーといった数多の名作曲家が自ら指揮台に立っていたこともある。
そんなところのコンサートマスターを樫本大進さんは務めているのである。

佐渡裕と共演する樫本大進

初めて佐渡裕がベルリン・フィルを振った時の写真。
指揮者・コンサートマスターが日本人であり、演奏された曲のひとつは日本人作曲家・武満徹の「From Me Flows What You Call Time」だった。

32:52 樫本大進 バイオリン協奏曲第一番(ブルッフ)

樫本大進 バイオリン協奏曲第一番(ブルッフ)

これはソリストとしての動画。

幼い時ドイツへ

日本の幼稚園に通った後、父の赴任先のニューヨークで6年間暮らしたのですが、9歳と10歳の夏、親に連れられて欧州に来ました。僕が欧州で見聞を広められるようにと、いろいろな国を訪れ、様々な先生のマスタークラスに通ったのです。そんな中、1人の先生が「俺のところについて来い」と言ってくださいました。それがリューベックに住むザハール・ブロン先生でした。僕が11歳のときです。

出典:ヴァイオリニスト樫本大進インタビュー:ベルリンフィル第1コンサートマスター -...

ザハール・ブロン

庄司紗矢香さんなども育てたバイオリニスト。この人が「ついて来い」と言わなかったら今の樫本大進は無かっただろう。

熱心に練習に励んだ樫本大進さん

骨格などの問題もあって、幼い時にちゃんと練習しておくと体ができるんですね。

ベルリン・フィルのコンサートマスターに

安永徹

ベルリン・フィルのコンサートマスターを務めた初めての日本人。

ガイ・ブラウンシュタイン

同じくベルリン・フィルのコンサートマスター。

ガイのことは12歳くらいの頃から知っていて、世界にはすごい人がいるものだと思っていました。その後、室内楽でも一緒に弾いていましたが、あるとき彼が、「安永徹さんがもうすぐ辞めるようだから準備しておけ」と言ったんです。自分はオーケストラをやったことがないのに、何を言っているんだろうと思いました。でも、そのうち何度も電話が掛かってきて、「オーディションの申し込みをしたか? 早く送れ。キャンセルはいつでもできるから」と言う。彼がいなければ、ここに来ようなんて思わなかったですね。

出典:ヴァイオリニスト樫本大進インタビュー:ベルリンフィル第1コンサートマスター -...

こうして樫本大進さんはベルリン・フィルのコンサートマスターに。人との縁や物事のタイミングって人生において重要です。

日本への想い~故郷・赤穂~

赤穂を語る樫本大進さん

赤穂は「日本のふるさと」だと言う。その心は?

幼い頃から、毎年のように訪れていた母親の故郷であり、とりわけおじいちゃんに会えることを楽しみにしていたのだという。
「子どもにとっておじいちゃんやおばあちゃんの存在って特別なものでしょう?」と笑う樫本さん。
「僕が物心ついたとき、自分にとっての祖父母と言えば赤穂のおじいちゃんだけだったこともあって、とにかく大好きで、大好きで」夏休みになると祖父に会うために、赤穂までやってきて、休みを過ごしていた。

出典:ヴァイオリニスト 樫本大進さん 取材記|兵庫のすごい人が集結!すごいすと

日本の田舎にもクラシックを

ヨーロッパとは違い日本の田舎にはクラシックは浸透していない。クラシックの素晴らしさを伝えようと樫本さんは動き出した。

「ヨーロッパの各地で開かれているような、そのまちならではの魅力あふれる、市民音楽祭が赤穂でできないだろうか」
そんな樫本さんの思いを伝え聞いた、市内のクラシック愛好家が中心になり、音楽祭開催に向けて熱心な活動が始まる。前例のない催しに、とまどいの声も多かったものの「一流の音楽が、ランチ代程度で気軽に楽しめる音楽祭を」という樫本さんの夢は、賛同者を増やしていく。

出典:ヴァイオリニスト 樫本大進さん 取材記|兵庫のすごい人が集結!すごいすと

ル・ポン国際音楽祭 赤穂・姫路

そして本当に音楽祭を作り上げてしまった樫本大進さん。その影響は姫路にも移りました。

お寺でもお城でも

その魅力のひとつは野外コンサート。

その場その場で聞こえてくるいろいろな音。例えばグァーグァーという鳥の鳴き声さえもひとつの音楽になる。そうした周りの音も含めた、全てがとけ合ってひとつの“まる”になるような、そんな瞬間が生まれたのを感じてきた。音楽家としてもそんなロケーションで演奏することはめったにない。ここでしかできない音楽祭を作っているという自負はある

出典:ヴァイオリニスト樫本大進インタビュー:ベルリンフィル第1コンサートマスター -...

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