【地獄八景亡者戯】訃報・桂米朝師匠とはどんな人?【アンドロイド】

上方落語の大名人、三代目・桂米朝師匠。落語界2人目の人間国宝として知られる。ところが最近アンドロイドになったらしい。真相はいかに? ※2015年3月19日、桂米朝師匠が亡くなったというニュースが流れました。ご冥福をお祈りします。

三代目・桂米朝

桂米朝さん

三代目・桂米朝。御年88歳。
滅びかけていた上方落語を立て直した名人。
1996年に人間国宝となり、2009年には文化勲章を受賞。

正統派上方落語の功労者

米朝師匠は「いまや伝統ある上方落語は消滅の危機にある。復興に貴公の生命をかけろ」との言葉を受けて以来、上方落語の復興に人生を捧げてきた。
完全に廃れていた作品をいくつも復活させたのもこの人の功績である。

落語界ではわりとイケメン?

語り口も落ち着いていて見た目も良いという面でもかなり人気を博したらしい。といっても画像は何年前やら分かりませんが…。

地獄八景亡者戯

復活した名作

その起源は1839年にも遡ると言われる上方落語屈指の名作。
タイトルを聞くとおどろおどろしくも思えるが、内容は笑いの絶えないものである。

このネタは、桂米朝氏の十八番といわれておりますが、それは米朝氏が、断片的に残っていたり、古くからあったこのネタを再編して、体系づけたためであるといわれています。

出典:地獄八景亡者戯

桂米朝の十八番

米朝はこのネタの随所に現代的なネタを散りばめ、自らの代名詞とも言える作品にした。「桂米朝近日来演」は傑作。
ただし全編通すと1時間かかるため、1990年を最後に演じていない。

この話の面白いところは、やはり古典落語でありながら、随所に現代の話を持ち込めるところで、そこにこのネタの鷹揚さを感じます。三途の川の川岸の茶店の場面や、渡し賃の応対、六道の辻や念仏を買うところなど、現代の話を取り入れても、決して全体の流れを壊すものではありません。その他、興味深いのは、ハメモノ(話の途中の鳴り物)が多く入ることや、閻魔大王の顔まね、また軽業のしぐさなど、笑いの要素はたくさんあります。

出典:地獄八景亡者戯

67:55 桂米朝 「地獄八景亡者戯」

桂米朝 「地獄八景亡者戯」

こういう動画がちゃんと残っているのは良いことですね。

なんとアンドロイドになった?

桂米朝展

2012年8月に行われた「桂米朝展」。なんとそこで桂米朝の「アンドロイド」が公開されたという。

製作中の桂米朝師匠アンドロイド

似ている…!

米朝アンドロイドの制作は、同ホールを運営するブリーゼアーツなどが「上方伝統文化の落語を、米朝さんと未来型ロボットを融合させて後世に残したい」と企画。アンドロイド開発の第一人者で大阪大学の石黒浩教授(48)と、米映画「ハリー・ポッター」などの造形物制作で知られる特殊メークアーティストの遠藤慎也氏(29)=神戸市在住=が2月から取り組んだ。制作費は約8000万円。

出典:桂米朝さんのアンドロイドが完成 落語も披露 

とても気合が入ってますね。

0:52 人間国宝・桂米朝さんのアンドロイド披露

人間国宝・桂米朝さんのアンドロイド披露

ど、どうなんでしょう米朝師匠…?

「部分部分は確かによう似てる」と評価した米朝は、ロボットの動きに見入るうちに「だんだん似てきたな」。最後に「やっぱり嫌やな」と複雑な心境を漏らし、周囲を笑わせた。

出典:桂米朝“そっくりロボット”登場!本人は「やっぱり嫌やな」

桂米朝師匠・死去

桂米朝師匠亡くなる

桂米朝師匠は2015年3月19日、肺炎のため89歳でこの世を去りました。
「地獄八景亡者戯」の一節、「桂米朝近日来演」のくだりが思い出されます。あの世でも名演を演じていかれることだろうと思います。謹んでご冥福をお祈りします。

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