逸見政孝アナウンサー 癌に振り回された最期

1960年代後半からアナウンサーとして活動を始め、「FNNスーパータイム」や「3時のあなた」などで人気を博した逸見政孝。華々しい活躍が目立った一方で、晩年は非業の死を遂げている。

よっしー
64,601view
0

逸見政孝(1945~1993)

逸見政孝

25年もの間、アナウンサーとして活躍して芸能人や視聴者を問わず多くの人から愛された逸見政孝。司会やキャスター業がメインながら、俳優や歌手としても時折活動していた。

ダウンタウンのごっつええ感じ 19920202 #007 逸見政孝氏と対談

若かりし頃のダウンタウンの面倒をよく見ていたそうだ。

がんの伏線、弟をスキルス胃癌で亡くす

逸見政孝、弟をスキルス胃癌で亡くす

逸見の弟・憲治は1980年頃にスキルス胃癌で死去した。それ以降、逸見は人一倍癌に気を遣うようになり、年一回の検診を欠かさず受けるようになった。

癌の発見

1993年1月、胃に癌が見つかる

1993年1月、胸のみぞおち辺りに痛みを訴え、江川卓に紹介された前田外科病院で検査を受けた。結果、初期の癌が見つかったと本人に伝え、一週間後手術を行い、その後退院した。しかし、妻には実際の病状は深刻なものであることが伝えられていた。

8月に再手術

手術痕が突起し、再手術を行った逸見政孝

最初の手術を行って7カ月後、手術痕が突起して日常生活に支障が出たため再手術を決意。しかし、癌が進行していて手がつけられない状態だったにも関わらず、執刀医は本人に本当のことを話さなかった。また、アメリカでのビタミン治療も行う予定になっていたが、突然一方的にキャンセルされてしまった。

9月、病気の真相を知る

逸見政孝、病名を知り会見を開く

次第に前田外科病院に不信感を抱くようになった逸見。妻や所属事務所の社長から別の病院での検診を勧告されて、東京女子医科大学病院を受診。医者に病状について怒られ、厳しい現実を知ることとなった。そして会見を開く。

故 逸見政孝さんを偲ぶ

再々手術

9月に再々手術の逸見政孝

9月16日、13時間にも及ぶ大手術を受ける。しかし、その一か月後、容体が急に悪化した。

逸見政孝、無念の死

1993年12月、逸見政孝死去

容態の悪化で体重が50kgを下回るほど体がボロボロになった逸見。激しい吐き気で朦朧となり、うわ言を発するなど悲惨な状態だったという。そして、12月25日についに力尽きる。

手術についての議論

逸見政孝の手術に問題はなかったのか?

逸見の癌は末期状態だったにも関わらず、何度も大手術を行う必要があったのか、何もしない方が長く生きられたのではないかという論争が死後騒がれるようになった。一方で、手術は必要だったとの意見もあり、賛否両論が存在する。

逸見死後も苦しめられた家族

政孝さんが1992年に東京・世田谷に建てた総工費12億円の豪邸も維持費がかかり、逸見の首を締めている。光熱費が月10万円、20年間で支払った固定資産税が8000万円とも。

出典:逸見太郎さん、仕事減り、父が残した12億円豪邸が悩み。光熱費月10万、20年間の固定...

逸見が残した豪邸で大きな苦労をした遺族。ローンの返済に奮闘した妻も、2010年に癌の一種である「骨髄異形成症候群」で亡くなった。

この記事を友達に教える

この記事に関するお問い合わせ

野球、サッカー、陸上などスポーツ大好き。芸能方面もスポーツ並みに詳しくなるべく努力中。